2005年9月8日
環境にやさしい燃料燃焼装置を共同開発
〜来年度中の実用化を目指す〜
日本郵船株式会社および日本郵船株式会社子会社の株式会社MTI(Monohakobi Technology Institute)は、舶用ボイラの燃費削減、CO2、NOx排出量削減のため、株式会社日本理化学(兵庫県芦屋市、倉田大嗣社長)、大東工業株式会社(兵庫県神戸市、竹村哲朗社長)および株式会社サンフレム(京都府宇治市、田中靖生社長)と共同で、「水エマルジョン燃料燃焼装置」※を開発しました。(特許出願中)「水エマルジョン燃料」とは水と重油を混合して生成した燃料です。重油のみを燃焼する場合に比べ燃焼効率が高くなります。
日本郵船株式会社は、同装置を昨年10月より日本郵船株式会社運航の石炭運搬船に搭載し、船上実証実験を行っており、現在までに約8.5%(最大15.6%)の燃費節減効果を確認しております。
「水エマルジョン燃料」の生成には乳化剤を使用する必要がありましたが、今回開発した同装置の最大の特徴は「水エマルジョン」生成に乳化剤を用いず、乳化剤のコスト削減が可能となることです。また、同装置はコンパクトで、既存のバーナーへ増設する方式のため現在運航されている船への搭載も可能で、汎用性があるため実用化後、多くの船舶への搭載が期待されます。
日本郵船株式会社は、今後とも船上実証実験を継続し、さらなる効率性と信頼性の向上を図り、2006年度中の実用化を目指します。
- ※水エマルジョン燃料燃焼装置
- 水エマルジョン燃料が高温になっているボイラ炉内に噴霧されることにより、水エマルジョン燃料中の水分が急激に加熱され微爆発を起こし、水の周りにある油を微細化して拡散させます。その結果、燃焼用空気との接触面積が増え、効率良く燃焼させることが可能となります。

船上実証実験用エマルジョン燃焼装置の概要
| ボイラ蒸発量 |
: |
1600kg/hr |
| 蒸気圧力 |
: |
0.588MPa |
| バーナータイプ |
: |
SDR-1.5(SUNFLAME CO.,LTD.) |
| 燃料 |
: |
380cSt級C重油+船内雑用水 |
| 装置本体寸法 |
: |
幅 約1800mm 奥行き 約1300mm 高さ 約1200mm |
以上