水エマルジョン燃料燃焼装置
開発中である本装置は、水と重油を混合した燃料(水エマルジョン燃料)を船舶用補助ボイラーで燃焼させる装置です。水エマルジョン燃料は重油だけを燃焼する場合より燃焼効果が高いので、船舶用補助ボイラーで使用するときは燃焼節減につながります。また、水エマルジョン燃料はよりクリーンな排ガスを排出するので(CO2,NOxの排出量削減)、環境にやさしい装置です。
概要
「水エマルジョン燃料」とは水と重油を混合して生成した燃料です。
水エマルジョン燃料が燃焼する際は水分が急激に加熱され微爆発を起こし、水の周りにある油を微細化して拡散させます。その結果、燃焼空気との接触面積が増え、効率よく燃焼させる事が可能になります。従来の「水エマルジョン燃料」の生成には乳化剤を使用する必要がありましたが、この装置は乳化剤を必要とせずその分のコスト削減が可能になります。
また、同装置はコンパクトで、既存のバーナーへ増設する方式の為、現在運航されている船への搭載も可能となっています。

水エマルジョン燃料での燃焼火炎状態
主な機能
- 燃焼効率が高くなり、船舶用補助ボイラーの燃費節減につながります。
- 水エマルジョン燃料は完全燃焼に近づける事が可能なため、排気ガス中のCO2、NOxが削減され、環境にやさしい装置です。
- 水エマルジョン燃料生成に乳化剤を必要としない為、コスト削減に結びつきます。
- 装置はコンパクトな上、既存のバーナーへ後付けが可能です。
- 当装置は舶用補助ボイラーのみの対応可能となっています。(陸上ボイラーには対応しておりません。)


FAQ
- Q:水エマルジョンのエマルジョンとはどういう意味ですか?
- A:エマルジョンとは乳濁液のことで、私達の身の回りの代表的なものにマヨネーズがあります。マヨネーズは油の中に酢を混ぜますが、この装置は酢の代わりに水を重油に混ぜて燃料にしています。
- Q:水エマルジョン燃料は、はじめから、水と油を混ぜた状態になっていないのですか?
- A:水と油は最初は分かれていますが、ミキシングポンプを通過する事でエマルジョン燃料となります。
- Q:水エマルジョン燃料を加熱している最中は、水が蒸発してしまうのではないですか?
- A:大気圧では水は100℃で蒸発しますが、富士山の頂上では水は100℃以下で蒸発してしまいます。原因は気圧が低いからです。逆に気圧が高い所では水は100℃になっても蒸発しません。水エマルジョン燃料は常に加圧されたところにあるので水は蒸発しないのです。
- Q:水の混合比率は何%ですか?
- A:水の20〜30%です。
- Q:C重油とはどんな燃料ですか?
- A:重油の種類の一つです。重油は粘度によりAとCの二種類に分かれており、C重油は最も粘度の多い重油です。主に船用ディーゼルエンジンや発動機に使用されます。
- Q:水エマルジョン燃料は、ディーゼルエンジンに使用できますか。
- A:水エマルジョン燃料をディーゼルエンジンに使用した場合、排ガス中の窒素酸化物、PM(Particulate Matter)が減少し、排ガスの低公害化が可能です。しかし、ディーゼルエンジンの出力は低下します。燃料削減効果は期待できません。
ご利用の手続き
本ソリューション・サービスは、技術戦略グループ
(担当:桑田 TEL:03-5222-7709(代)
E-MAIL:info@monohakobi.com)
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