ばら積み船の船倉内点検設備「メンテさん」、日本海事協会より「適合証明書」取得!
2009年1月20日
ばら積み船の船倉内点検設備「メンテさん」、日本海事協会より「適合証明書」取得!〜名阪船舶から販売開始〜
名阪船舶株式会社(本社:大阪市港区、代表取締役社長:高橋泰)とNYKグローバルバルク株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松永武士)と弊社、株式会社MTI(Monohakobi Technology Institute、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:安永豊)はこのたび、ばら積み船の船倉内点検設備「メンテさん(注1)」を開発しました。 また、海上人命安全条約(以下、SOLASという)で要求される固定点検設備(以下、PMAという)を代替する設備として日本海事協会より「適合証明書」を取得することになりました。
「メンテさん」の特長
「メンテさん」は、陸上の建設現場にて一般的に利用されている多段式梯子と足場を組み合わせたPMAを代替する設備です。 特長として設置が簡単であることと、足元の安全性を十分に確保した点が挙げられます。 この設備は、鉄骨クランプで船体フレームに強力に固定されるため、安全性が飛躍的に向上しています。 そのため点検作業を迅速かつ正確に行うことが可能になり、高所での検査および板厚計測を行う作業者の負荷軽減を実現しました。 また、「メンテさん」は、MTIが既に開発しているタワー型船倉内保守設備「楽々ラダーのぼる君(注1)」に組み替えることも可能です。梯子や足場等の共通部材を採用したことで、船倉内の点検設備と保守設備を別々に備える必要がなくなりました。
開発の背景
原油タンカー及びばら積み船の安全を向上させることを目的として、SOLASの改正が行われ、2005年1月1日以降に起工する総トン数2万トン以上のばら積み船を対象に、船倉内高所へのアクセスが容易になるPMAを備えることが、新たな要件として加わりました。 この要件を満たすため、当初、船倉内に恒久的に設置する垂直梯子などのPMAが採用されていましたが、常に固定されているため、貨物接触による損傷や設備と船体構造物間に貨物が溜まるなどの不具合がしばしば見られました。 そこで、いくつかの可搬式且つ固定可能な点検設備が開発されましたが、保守整備などの他用途への転用が困難でコスト面で見合わないという問題点がありました。 これらの点を考慮し、「メンテさん」では日常の保守整備用としても使用できるようにしています。 昨年5月には船級協会5団体(注2)の立会いのもとデモンストレーションを実施しました。さらに同年9月には船級協会11団体が集まる国際船級協会連合(IACS)の会議での同設備の紹介を通して、SOLASで要求されるPMAを代替する可般式設備としての有効性が確認されました。

今後について
日本郵船グループが各造船所に発注している、今春以降に就航するばら積み船に順次搭載していくことが決定しています。なお、本製品は、共同開発者である名阪船舶株式会社が販売しており、価格は、本体価格200万円(税別)〜となっています。
【補足説明】注1:「メンテさん」、「楽々ラダーのぼる君」は産業財産権により保護されています。 注2: アメリカ船級協会(ABS)、フランス船級協会(BV)、ノルウェー船級協会(DNV) ロイド船級協会(LRS)、日本海事協会(NK)の5団体
- 「メンテさん」紹介ビデオ(英語版のみ)〜Mente-san_One-Row Type〜 (WMV形式:125MB) ※動画容量が大きいため、表示に時間がかかる場合がございます。
以上
- 本件の問い合わせ先
- 名阪船舶株式会社 横浜事務所 丹羽良次
TEL: 045-622-3161 - NYKグローバルバルク株式会社 第一営業グループ 柴田潤一郎
TEL: 03-3284-5402 - 株式会社MTI 広報担当 小宮山永
TEL: 03-5222-7877
