『EPCglobalとは?』EPCglobal物流部会共同議長石澤直孝に聞く
EPCglobalとは何ですか?
RFIDの仕様を審議し、世界の標準規格を決める非営利団体です。
2003年、ベルギーのブリュッセルで設立されました。
バーコード時代を経て
母体は、バーコード等の規格を決めていた、二つの団体です。 ヨーロッパに本部を置き、アメリカとカナダ以外の世界のバーコードの規格を担っていた国際EAN協会と、北米のバーコードの規格を担っていたUCC(Uniform Code Council)です。 この2つが合併して、世界のバーコードについて、名実ともに世界共通の規格団体GS1(Global Standard One)が生まれました。 ちなみに、今、日本で使われているJAN(Japanese Article Number) コードは、GS1の規格に則っています。

標準規格策定の具体的な進め方
種類別に分科会が4つあります。各社がこの分科会の中で意見を取りまとめて、最後にそれを全体会でまとめる、という流れです。分科会は、拠点間物流、拠点内物流、輸出入通関、全体統合の4つのテーマで分かれています。それぞれの分科会が報告書を持ち寄って、それを全体会の中で調整しながら、この部会としての報告書を作ります。各分科会の中で、各人が委員となって意見を言うのですが、会社としての意見というよりはEPCglobalとしての意見、EPCglobalに良かれと思って考えるということです。もちろん、エゴイズムはなしですし、各会社のビジネスの事情やビジネスに関わるような話はしてはいけないと決められています。
EPCglobalにおけるMTIの役割をどうお考えでしょうか?
EPCglobalは、RFIDタグの普及と研究開発の方向性に、非常に強い、そしてグローバルな影響をもつ団体なのです。そこで、そのEPCglobalの考える規格が国際規格となる際に、物流会社としての意見を、さらには日本の会社としての意見を、反映させなくてはなりません。
別の言い方をすると、こういう団体に入って発言していかないと、日本のニーズが反映されないまま、欧米主導の仕様になってしまいます。このようなEPCglobalへの参画は、日本の物流産業に、またMTIが今日ご奉仕しているお客さまの利便性に寄与することが出来るでしょう。
石澤さんは、 物流を担当するTLS IAGの共同議長をなさっていますよね。
はい。これを機会に日本郵船グループばかりでなく、日本郵船グループのお客様の意見も国際標準規格に反映できればと思っています。
解説


石澤氏は、この中で
“Industrial” Steering Committee (ISC)
→ “Transportation and Logistics Services”
“Industrial” Action Group (TLS IAG)
の共同議長を務めている。
EPCglobalの組織は図のように、
Steering Committees
→Action Groups
→Working Groups
という順に細分化されていく。
