MTI People

現場への貢献を目指して
〜研究開発による挑戦〜

中村慎太郎

船舶物流技術グループ
船舶イノベーションチーム
研究員

2020年2月17日掲載(職名は掲載当時)

現在の仕事内容

私は2018年に入社し、現在、船舶の省エネ付加物に関する業務と配船最適化ソフトウェアに関する業務に携わっています。前者では、対象船の次回ドック(入渠)時にレトロフィット(就航後の船舶への追設)を行うため、設計・建造図面の手配やドックでの対応に向けた関係各所との調整を行っています。後者では、配船を最適化計算するソフトウェアの開発と実務での利用サポートを行っています。

本船での計測作業

本船での計測作業

MTIに入社を決めた理由

大学時代に船舶工学を専攻し構造力学や流体力学など造船工学に纏わる内容を勉強していました。船舶工学では構造的な強度要件を満たしているか?性能が向上するか?かつ建造が可能か?など常に多面的な見方が求められることに面白みを感じ、大学院まで船舶工学を専攻していました。 また海運会社ではユーザーの立場として、常に多面的な視点が必要とされること、自分が持つ船舶工学の知見とビッグデータなどの新たな技術・知見を掛け合わせることで、船に対する新たな発見を求めて取り組むことができる面白さがあると考え、MTIへの入社を決めました。

仕事で一番印象に残っていること、または成功談・失敗談など

現在業務として取り組んでいる省エネ付加物のレトロフィット依頼を関係者の方から依頼頂けたことがひとつ印象として残っています。以前同じような話があった際に、私の説明が不十分だったため、省エネ付加物に対して十分理解してもらえず、前向きに検討してもらえなかったという失敗がありました。そこで得た自分なりの教訓をもって、再度、関係者の方に説明したところ、レトロフィットの依頼を頂くことができました。これは、自分の数少ない成功体験としてとても印象に残っています。

また、入社して間もない頃、日本郵船のドライバルク輸送品質グループに出向する機会がありました。初めは戸惑うことが多く、手探り状態でしたが、各顧客を担当している営業やオペレーターの方々とコミュニケーションを重ねることで、海運会社の営業サイドが持っている要望・悩みを聞くことができ、MTIとはまた違った船のオペレーションの観点から求められる船の技術や性能について勉強できる良い機会となりました。

仕事の魅力・やりがい・楽しさ

海運業は1隻の船、更には1回の航海で大きなお金が動くビジネスです。日々の運航に対して1%でも改善を行うことができれば、非常に大きなコスト削減に繋がります。実際に私が取り組んでいる省エネ付加物のレトロフィットや配船最適化ソフトウェアの開発についても、1%の改善でも億単位の経済効果が見込まれます。このような大きなビジネススケールの現場と隣り合わせの環境で、研究開発に打ち込める環境は非常に魅力的であると感じています。

自分なりの方法論・哲学など

企業の研究開発という立場である以上、実装すること、現場が改善することが最終的なゴールであると考えており、その点を強く意識しています。その最終的なゴールに辿り着くためには、単に開発するだけでなく、ユーザーと密にコミュニケーションを取って自分がやっていることの価値を理解してもらうこと、共感してもらうことが必要であると考えています。また、研究開発段階から現場のシビアな意見に耳を傾け、真摯に向き合う姿勢が大切だと考えています。

職場の雰囲気

穏やかで優しい方が多い職場だと感じています。分からないことや困っていることがあった際に、多くの方々にサポート頂いています。また、水上運動会(ボート大会)やゴルフコンペなど会社行事が多く、アットホームな一面もあります。

ボート大会にて

アフターファイブ・休日の過ごし方

東京には大学の友人や先輩もたくさんいるので、アフターファイブには昔の友達や先輩と飲みに行くことが多いです。会社の野球チームに所属しているので、休日は野球をして過ごすことが多く、シーズン中はほぼ毎週野球をしています。

今後の夢や目標

海運会社には航海士、機関士、技術職や営業など、様々な分野のプロフェショナルがいます。日々、知識やスキルを磨き、様々なプロフェッショナルの方々に「一緒に面白いことに挑戦したい」と言ってもらえるような研究員になりたいと思います。また社内に限らず、社外の方々からも同じように思ってもらえるような、魅力のある研究員になりたいと思います。

学生へのメッセージ

人生のうち20代は、色々な失敗・経験ができるとても貴重な時間だと思います。様々な経験を通して、「自分がどういった人生を送りたいか?」をじっくり考えて、就職活動に励んで下さい。