MTI People

データ分析から
次代のMonohakobi創造を

前田佳彦

船舶情報グループ
SIMS推進チーム
データアナリシスユニット長

2016年3月1日掲載(職名は掲載当時)

現在の仕事内容

船の運航にかかわる様々なデータを分析することによって、燃節運航/安全運航に寄与していくことを目指しています。格好よく言えば、データサイエンティストです。 データを分析するといっても、パソコンの前で数字と格闘しているだけではありません。ステイクホルダのみなさんとのコミュニケーションに多くの時間を費やしており、目的を円滑に達成させるためのすりあわせも重要な仕事です。

MTIに入社を決めた理由

学生時代にオペレーションズリサーチや統計学などを学んでいたことから、科学的なアプローチにて問題を解決できる、またそれが実業に活用できる会社としてMTIに興味をもちました。あと、海運といった大海原にくりだすロマンのある仕事だと思っていたのも大きな理由です。

仕事で一番印象に残っていること

img_maeda_011失敗談ならたくさん思い出せます。データ分析に関わることではありませんが、意図せず国際会議の共同チェアになってしまったときは大変でした。英語が得意だったわけではないので、はじめのうちはしどろもどろ。音声レコーダーを聞き直して、打ち合わせがなんにも進んでいないことに愕然としてしまうことも多々ありました。そこで、打ち合わせ前に主な関係者への根回しをしたうえで議事進行のドラフトを作成。伝えたいポイントは図表などを駆使して、如何に伝えるか、理解してもらうのかを苦労したことを思い出します。今思えば良い経験です。

仕事の魅力・やりがい・楽しさ

昨今のビッグデータなどの流行もあり、実業におけるデータサイエンティストへの期待は高まってきています。そんな中で、我々の分析に基づく提案が、顧客や日本郵船の方々の仕事の中に受け入れてもらえるとうれしいですね。

自分なりの方法論・哲学など

的確かつシンプルに問題をとらえることです。複雑な課題を解決するときこそ、そもそもの課題/目的は何なのかといったことを意識しながら仕事をします。あわせて、そういったときこそ問題を抱え込まずに、ステークホルダーのみなさんや、協力会社の方々とコミュニケーションをとりながら最良のアプローチを模索するよう心がけています。

職場の雰囲気

国内外より最先端の業界情報が集まってくる土壌ができており、日々刺激的です。だからといってギスギスした雰囲気はなく、自由な議論をおこないながら仕事ができます。結構、誰かしらかと話している時間が長いです。

船舶情報グループメンバーと(左から2人目が本人)

船舶情報グループメンバーと(左から2人目が本人)

アフターファイブ・休日の過ごし方

職場においてはプライベートでも仲が良く、趣味のあうひとたちでイベントや旅行に繰り出しています。私の場合は、ここ数年は毎年ハーフマラソンに出場しています。ただ、タイムは自慢できるようなものではありません。

今後の夢や目標

弊社では、ここ数年でSIMS* 搭載を推進してきたこともあり、データをビジネスや運航に活用していこうといった風潮ができあがりつつあります。また、統計分析やBI (Business Intelligence) ツールなども、数年前とは違って専門知識がなくても使いやすくなってきています。これまではとっつきにくさからなのか、データを分析することと実業との壁が少なからずありましたが、実例を積み重ねることによって、日本郵船が掲げる「きらり技術力」のコア技術として育てていければと思っています。

*SIMS: Ship Information Management System。MTIで開発している船のパフォーマンスマネージメントシステム

学生へのメッセージ

是非、Monohakobi の世界に飛び込んできてください。まだまだ、技術の力で変えていきたいことがたくさんあります。コンテナが物流に革新をもたらしたように、一緒に次の時代のMonohakobi を創りあげていきませんか。