シンガポールで潮流発電の実証試験に参加
―グリーンビジネス創出に向けて―
当社および日本郵船株式会社(以下、日本郵船)は本日、MAKO Energy Pte. Ltd.(注1)、
Sentosa Development Corporation(注2)が実施する「シンガポール・セントーサ島における
潮流発電装置の実証試験」に共同研究パートナー(注3)として参加することに同意しました。
シンガポール初の潮流発電技術の実用化に向けて、来年春から実証試験を開始する予定です。
背景
日本郵船グループは今年3月に策定した中期経営計画“Staying Ahead 2022 with Digitalization and Green”に基づき、グリーンビジネスの展開などの新たな価値創造に取り組んでいます。既に完成車ターミナルにおいては、太陽光発電パネルの設置、港湾用LED照明の導入、洗車用水の100%再利用や風力発電機の建設など環境に配慮したグリーンターミナル運営を実施していますが、さらに新しい再生可能エネルギー技術の習得のため、本実証試験への参加に至りました。
本実証試験について
海洋再生可能エネルギーの商用化に向けたシンガポール国内初の実証試験です。シンガポール島とセントーサ島をつなぐ橋(セントーサ・ボードウォーク、Sentosa Boardwalk)の橋脚に
MAKO Energy Pte. Ltd.の潮流発電タービンを設置し、今後2年間の実証試験を通して発電効率や蓄発電コストの試算、蓄電装置の検証等を進めます。
今後の展開
MAKO Energy Pte. Ltd.をはじめとするさまざまなパートナーと協働しながら研究開発に取り組みます。そして、企業価値と社会価値の持続的な発展と成長のため、次世代へ向けた新たなグリーンビジネス創出を目指します。
※(注1) MAKO Energy Pte. Ltd.
豪州の潮流発電タービンメーカーElemental Energy Technologies Ltdの子会社で、シンガポールを拠点に潮流発電を含む再生可能エネルギーに関連したソリューションを提供している。
(注2) Sentosa Development Corporation
シンガポール セントーサ島の開発・運営・広報を担う通商産業省の下に設置された法定機関。
(注3) 共同研究パートナー(順不同)
アジア海洋株式会社、(株)MTI、日本郵船(株)、一般財団法人日本海事協会、Temasek Polytechnic、
Nanyang Technological University