MTI People

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チームワークを発揮して 新たなことへ挑み続ける

柳田徹郎

船舶技術グループ
船舶海洋チーム
船舶ユニット長

2017年3月1日掲載(職名は掲載当時)

現在の仕事内容

運航データを用いた運航船の性能解析を軸に、より経済的な船型の開発検討、省エネ装置の開発・試験、運航状況に合わせた改造工事の立案・実施などを担当しています。

MTIに入社を決めた理由

もともと興味のあった船・海の分野で、常に新しいことに挑み続けるというのは楽しそうだと思い、また、ユーザの立場からビジョンを描いたり、採算性を検討したりというのは、作り手の技術的満足に終始するといったようなことがなく面白そうだと思ったことが入社の理由です。

仕事で一番印象に残っていること、または成功談・失敗談など

船舶は長期の投資対象ですが、取り巻く環境には大きな変動があるため、それに応じて就航船を適切な船型に改造することは採算性改善に大きく寄与することになります。

MTIでは、CFD・水槽試験などを用いた効果推定、採算性検討、ルール適合性確認、図面作成などの工事準備を行い、現場の工事監督に引き継ぐところまでが所掌でしたが、複数の組織を跨ぎ、かつ投資額も大きく、また、スケジュール遅れは経済的損失に直結して許されるものではないという制約条件の下、プロジェクト全般をスケジューリング、管理するという役割はとても緊張感があり、やりがいのあるものでした。

これまで約一年半で、計40隻ほどのペースで工事を進めてきています。時にはひやりとする場面もありましたが、特に大きなトラブルなく工事完了できたのは、NYKグループ内各部署の協力体制、チームワークによるものだと思います。そんな仲間と力を合わせて仕事を成し遂げたことに、大きな達成感を得ることができました。

Monohakobi Techno Forum 2015講演時の様子

Monohakobi Techno Forum 2015講演時の様子

仕事の魅力・やりがい・楽しさ

img_yanagida_02担当するプロジェクトの目標達成のために、国籍問わず、技術を持ったパートナーとチームをつくり課題を解決してゆく仕事のスタイルは、日々刺激があり面白いと感じています。環境問題に関心をもって大学を選び、そこで偶然入ったヨット部にはまって船や海を好きになり、その後、別のキャリアも経てMTIに来たところ、好きな船・海の分野で環境問題にかかわることができていることは幸せなことだと思います。(そもそも環境問題に関心をもって進学したはずが、学校が極めて自然環境の良いところに立地していたため、いつしか問題意識を忘れてしまい、ヨットに熱中することになった学生時代ではありました)

自分なりの方法論・哲学など

やってみたいと思ったことはトライしてみる性格で、これまで、部活でヨットにはまったので専攻を変えて船舶工学のある大学院に進学してみたり、有機野菜に興味をもったので健康定食屋をやってみたり、チャレンジすることは楽しいことだと思っています。

職場の雰囲気

カオスで自由闊達。いろんなバックグラウンドを持ったメンバーが日々、夫々の持論をぶつけています。時に変な方向に話が発展したりして、横で聞いているだけで面白いです。また、失敗は恐れずトライすることが期待されます。見逃し三振より空振り三振ですね。打率を上げる工夫が前提となりますが。

アフターファイブ・休日の過ごし方

身体を動かすのが好きなのでテニスなどのスポーツに誘われたら全部参加します。週末は都会を離れるほうがリフレッシュして良いように思います。最近は、山登りに行くことが多いです。会社のイベントとしては、ソフトボール大会、ボート大会、ボーリング大会などあり、またそのための練習会などもあるので、春、秋のシーズンはかなり忙しいです。

今後の夢や目標

明確な夢や目標は常に模索していますが、方針としては “できるだけ社会の役に立てるようになる” ですね。

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学生へのメッセージ

学生時代は二度と来ないので、学業でも、部活でも、その他活動でも、やりたいことを徹底的にやることでしょうか。就職に関しては、情報収集はやりすぎることはないように思います。同じ業界に同じスキルを持って入っても業界内の立場によって、やることがまったく違うとか、社会に入って知ったことは多いです。
といっても判断しきれないと思うので、そこで働いている社員と相性が合いそうな会社を選ぶのが良いのではないでしょうか。