MTI People
頼られる
「プロフェッショナル」を
目指して
二木崚佑
船舶物流技術グループ
シミュレーションチーム
研究員
現在の仕事内容を教えてください。
現在は船体運動や耐候性に関するモデル開発およびシミュレーションが主な仕事です。具体的にはFMUという形式のモデル(自動車システムの開発においてよく使われている形式)を作成し、船体モデルと主機・電気系統のモデルを接続したときの連成問題を解くなどモデルベースの開発を行っています。
MTIを志望した、入社を決めた理由は?
大学時代に船舶工学を専攻しており、卒業研究ではホイッピングという「船舶が衝撃的な波浪外力を受けた際に船体に生じることがある弾性振動」の定量的な評価手法の検討をテーマにしました。この研究がMTIとの共同研究であったため、海運会社の研究開発が様々なステークホルダーを巻き込んで行われていく様子を間近で見ることができ、そのスケールの大きさに惹かれました。
学生時代の専攻が活かされているところ、逆に、身につけなければならないと思うスキルはありますか?
学生時代に学習した船舶の基礎知識や、海運業界が取り組むべき環境問題への理解などはそのまま業務に活かせていると思います。しかしその一方で、機械系や電機系、営業や実際のオペレーションに関する知識は足りておらずまだまだ勉強が必要であると感じています。
MTIはどんな会社だと思いますか?また、働き方についてはどうですか?
MTIはとても発言のしやすい会社だと思います。それは各分野のプロフェッショナルが集まる会社であるが故に、聞く側がそれぞれの発信する意見や知識を取り込もうとする姿勢を持っているからだと思います。
働き方に関しては、昨年4月に入社した時点(1度目の緊急事態宣言発出直前)でリモートワークの環境がすでに整っていたことに驚きました。また、全体リモート会議の際にリモートワークに関する不満や改善すべき点があれば、すぐに意見を共有して改善するなどしっかりとしたフォローアップがあるため働きやすいと感じています。
今後の目標や挑戦したいことはありますか?
今後の目標は、ざっくりしていると思われるかもしれませんが自分の強みとなる研究課題を見つけることです。MTI内にはそれぞれの分野で活躍されているプロフェッショナルな方々が多く在籍しています。そのためそれぞれが強みを持っているのですが、私は現時点で自分の強みと呼べるものがありません。いつか「この分野のことならこの人に研究を任せよう」と社内外を問わず言ってもらえるよう、担当するプロジェクトに関する知識のインプットとアウトプットを絶えず繰り返していきたいと思います。
アフターファイブや休日は何をして過ごしていますか?
残念ながら今は新型コロナウイルス流行の影響でアフターファイブは家で静かに過ごすことが多いです。学生時代はスキューバダイビングをやっていたので、コロナウイルスの流行が落ち着いたらまた潜りに行きたいです。
入社したばかりの頃は、緊急事態宣言下のリモートワークの体制だったため上手く会社に馴染めるか心配でしたが「リモート飲み会」や「リモート人狼」などを企画して誘ってくださったおかげで、楽しくアフターファイブを過ごすことができました。また、最近は基本的に在宅勤務になっているので、始業前に早起きして運動をする習慣をつけました。それが今は良い気分転換の方法になっています。