自律運航システム搭載自動車専用船「ELDER LEADER」、シンガポール港に初寄港
– 自律運航システムと港湾システムの連携実証試験に成功 –
日本郵船が運航する自律運航システム搭載自動車専用船「ELDER LEADER(エルダー・リーダー)」が、2026年4月29日、初航海においてシンガポール港へ初寄港しました。本船は最新の自律運航システムなどの最先端のマリンDX機器を搭載し、LNG燃料化による二酸化炭素(CO2)排出量削減を見込む脱炭素設計を採用した次世代自動車専用船です。
日本郵船は、2024年にシンガポール海事港湾庁(Maritime and Port Authority of Singapore、以下「MPA」)と、海事分野における脱炭素化、デジタル化、人材育成の推進を目的とした覚書(MOU)を締結しました。本MOUに基づき、日本郵船、MPAおよび当社は、本船のシンガポール入港時に自律運航システムと港湾システムの連携可能性を検証する実証試験を実施しました。
実証試験では以下の項目が検証されました。
- 本船からMPAの次世代船舶交通管理システムプロトタイプへの航路計画データの送信
- 陸上支援システムから本船への水先航路情報の共有および本船からのライブデータ・映像の伝送
- 円滑かつ効率的な船舶到着を目的とした、MPAのJust-in-Time(JIT)プラットフォームの活用
本実証試験は、事前にリスクアセスメントを実施したうえで、定められた航路において、乗組員およびパイロット立ち合いのもと安全管理を徹底して実施されました。本実証試験の成功により、国際海運における自動運航船の実用化に向けた大きな一歩が示されました。本試験で得られた成果は、MPAが構想する次世代船舶交通管理システムや、自動運航船と連携可能な陸上支援システムの検討に活用される予定です。
日本郵船グループは今後も、パートナー各社・関係機関との協業を通じて、自律運航技術の社会実装を推進していきます。

実証試験の様子(陸上)

実証試験中の様子(本船)

関連リンク
2026年4月7日付日本郵船プレスリリース『12隻連続建造シリーズのLNG燃料自動車専用船を「Elder Leader」と命名』
