きらりNINJA

シリンダ内部自動撮影装置「きらりNINJA-DS」

当社はダイトロン株式会社と協業し、船舶用エンジンのシリンダ内部自動撮影装置「きらりNINJA-DS」を2018年に開発・発売しました。

従来、舶用エンジンのシリンダ内部点検では、作業員が内部に入って点検をする開放点検と、排気孔から内部を覗きこむ無開放点検しかありませんでした。 開放点検作業は長時間にわたり作業員への負担が大きく、再組付後に試運転や、場合によっては組み直しが必要となる重作業でした。

きらりNINJA-DSは、ピストン上部に設置、1往復する間に、シリンダ内部を360°カメラ で自動撮影します。きらりNINJA-DS は、作業員の作業労力、時間の負担を大幅に軽減します。また、撮像画像により燃焼室内部の状態を把握、及び分析することができます。(ダイトロン株式会社ウェブサイトより抜粋)

きらりNINJA専用アプリケーションの開発

シリンダ内部撮影カメラに続いて、当社では「きらりNINJA-DS」で撮影した360°画像を活用するためのNINJA-DS専用ダッシュボードを開発中です。シリンダの内部点検の目的は、シリンダライナーの摩耗、腐食、傷などの有無や、表面のコーティングの残存状態を確認することです。この点検は定期的に実施され、管理者は前回の点検時の状態と比較して劣化具合を判断します。これを画像のみで行う場合、その画像の鮮明さが非常に重要です。また、それぞれの画像がシリンダのどの部分かを特定することも必要です。

このダッシュボードでは、「きらりNINJA-DS」で 撮影した多数の360°画像を平面図に加工して、1シリンダ分の画像を1枚の展開図で見ることができます。これにより、ひと目でシリンダの全体像が把握できます。ピストンは縦方向に摺動するので、強い当たりや深い傷などがあると、この展開図で一目瞭然です。シリンダの階層毎の画像は高解像度で見ることもでき、ライナー表面の状態を詳細に確認することができます。その他にも船舶運航モニタリングシステムと連携する機能、低温腐食リスクを表す機能や、運転・管理情報を残せるメモ機能もあります。今後さらに機能をブラッシュアップして、より良いダッシュボードとすべく取り組んでいきます。

(執筆担当:寺口 真未)

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